「オンラインで、即興演奏やリズム指導ってしていただけますか?」
今回の体験レッスン希望された方からの質問でした。
当教室のホームページをしっかりと熟知された上で、問い合わせをしてくださる方が最近増えてきたように感じます。大変、ありがたいことだと思いながら、さらにわかりやすいコンテンツ作成をしなければならないと考えております。
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ちょうちょは弾けます
これまでは、オンラインレッスン受講者は大人の方がほとんどでしたが、今回の体験レッスンチャレンジ対象年齢が、なんと年長さん。このブログでは、Hさんと呼びます。
遠方のため、オンラインでの受講希望ということです。
Hさんは、全くの初心者ではなく、近隣のピアノ教室で習っていたとのことですが、現在休会中のようです。
「ピアノが弾けることも大事ですが、やはりリズム感を身につけたい。」
とのこと。リズム教育に力を入れていること。また、完全個別カリキュラムを実践することが特色であることに、お気づきのお母様でした。
オンライン体験レッスンってどんな感じ?
まずは自己紹介
現在、年長児のHさんが今回の体験レッスン受講生。すでに、Hさんのお母様からある程度情報はいただいていましたが、オンラインレッスンでは、日本語能力も大きく影響するため、あいさつや返事がはっきりできるかどうか?また、素直に自分の気持ちを伝えられる習慣があるかどうか?ということが上達のポイントの1つとなっています。
そのため、Hさんとかおり先生、リョウ先生とで自己紹介を簡単にするところから始めました。
どんなテキストを使っていますか?
そう質問すると、2冊のテキストをしっかりと画面に近づけて見せてくれましたので、こちらで控えさせていただきました。
それぞれのテキストは、当教室でも使ったことのあるものと同じものもあることなども、Hさんに伝えるなどして安心してもらえるよう配慮した点です。
どんな曲が弾けますか?
「この曲は、できる。」
「この曲は、飛ばした。」
など、Hさん自身が具体的に伝えることができていたので、体験レッスンがスムーズに開始できたと思われます。
体験レッスンでは、蝶々を弾いてもらいました。正しく、しっかりしたタッチで弾けていたので、基本的なスキルはすでに身についていると感じました。
画面共有をしてリズム練習
プライバシーの問題があるので、ここでは体験レッスンで活用したデジタル教材(オリジナル)を添付しますので、見ていただきながらイメージください。
この画面をHさんにも共有しながら、4分の2拍子のリズム感を確認しました。
主体的に学べるために、3問は指導者側で与えた課題、最後の1問は、Hさんにどんな問題が良いかを選択させて、回答するという内容としました。
ドレミのハンドサイン
楽しいリズム練習が終わったところで、音階を身体で楽しむカリキュラムを実践。
オンラインなので、身体を動かすことはできても分かりにくい可能性があると思ったので、こんな声がけをしました。
「ドは、両手をお膝。レは・・ 。ミは、手を胸に・・」
と指導者側が提示した内容を見ながら、音名で歌う。これは、教育の黄金期の年長児で、ピアノ経験者であるHさん。
リョウ先生も一緒に、ドレミ
当然のことながら、正しい音程で楽しく歌えていたので、ここでも主体的に学べるために、Hさんにこんな声をかけました。
「かおり先生の隣に、リョウ先生がいます。Hさんから、リョウ先生に今やってみたドレミのポーズのクイズを、出せますか?」
そんな質問をすると、Hさんは嬉しそうに快諾。やってみたい気持ちが伝わってきました。急に、リョウ先生にも促したのでビックリしていたようでした。が、幸い?Hさんには気づかれていない様子で、リョウ先生はHさんの出題するクイズには答えられていたので、かおり先生はダブルで安心。
体験レッスンを終えて
このところ、対面レッスンでの体験レッスン受講者が増えてきたので、久しぶりのオンライン体験レッスンを開講させていただきました。
教室の実績としても、大変貴重であり、楽しいひとときであったというのが率直な感想です。
冒頭部分でも少しお伝えしましたが、今回受講された、Hさんのお母様は、リズム感がとても大事である。音楽は、幼少から学んでおくことが近道である。など。
5年後、10年後の我が子の姿を想像しながら、最適な教育環境を整えようとされております。そこで、当教室の教育方針に興味を持っていただき、この度体験レッスンの運びとなりました。
まとめ
かつては、音楽の好みやジャンルが年齢層で分けられていました。テレビというマスメディアが全てだったので、テレビから影響が大きかったのですが、今は異なります。
音楽の好みは、細分化されて、価値観もバラバラなので、カリキュラムも同様に細分化されるべきであると考えています。主体的に学ぶための音楽教育環境を整え、100年を生きる子どもたちが音楽を通して、幸福に老後を迎えられることを想像しながら、音楽教育研究をしたいですね。