6月末から、中学生Aくんの通室が決まり、毎週来室しております。
Aくんは、1回30分ではなく、45分授業を希望。なぜかと言いますと・・・
ピアノも、シンセサイザーも両方とも習いたい!という理由からです。当教室のグランドピアノの音も、気に入ってもらえたようで、嬉しい限りです。
英語圏の家族がいるAくん。
リョウ先生がバークリーの学生時代に読んでいたテキストがとっても良い内容であるにも拘らず日本語訳がないと嘆いていたんですが・・ Aくんは英語も理解できるため、リョウ先生はお気に入りの音楽テキストを渡した模様。
英文で書かれた音楽テキスト
すでに書籍をAくんに一時的に貸したため、画像がないのはご了承ください。
リョウ先生から、貴重な音楽テキストを手渡されたAくんは嬉しそうにそして、興味深そうにレッスン中に声に出して英語で読む姿を見て、今後のAくんの成長がとても楽しみになりました。
スケールの練習から
当教室の中級者以上の生徒たちが共通で練習している、特別な楽譜があります。
その楽譜を、Aくんにもコピーを渡してレッスン時間内でさわりだけ練習をしてみたところ・・夢中になって練習に励んでいました。
なぜ、その楽譜を使ってどのように練習するのか?の方法をリョウ先生からしっかりと伝授されたAくん。帰り間際には、リョウ先生からの都度のアドバイスに反応しつつ、
「弾けるようになるために、頑張ります。」
レッスンが楽しかったということも、自然に言葉で表現できるAくんでした。
音楽を優先したい!
すでに音楽経験のあるAくん。ピアノは、学校の合唱の伴奏の候補に選ばれていたり、シンセサイザーでオリジナル曲を作ることができたりするなど、音楽に力を入れたいようです。
今時は、部活動も毎日やらなくてもOKなようですね。音楽を優先させたいようです。部活動そのものを否定する訳ではありませんが、運動系の部活動がもてはやされすぎていた時代が異常だったのではないかと思っています。
中学生にとって、本当にやりたいことは何か?を考えること重要です。選択肢を学校内にとどめず、視野を広げるためにも学校以外の学びの裾野は広い方が良いな・・という思いで、教室運営をしています。
当教室の生徒同士
Aくんのレッスンの後に、小学2年生のSくんの時間帯になることがありました。
Aくんの後にSくんが来室した時のこと。
Aくんから、
「こんにちは」
と爽やかに挨拶をしたのですが、まさかの先客に少し戸惑ってしまったSくん。カオリ先生はすかさず、
「Sくんの前に、中学生のお兄さんもピアノのレッスンだったんだよ。」
と、声がけをすると、
「こんにちは。」
と、Aくんに向かって、元気なあいさつがちゃんとできたSくんでした。付き添いのSくんのお祖父様も丁寧に、初対面のAくんに挨拶をしてくださるといった和やかな雰囲気が流れました。短い時間ではありましたが、貴重な時間となり、皆で楽しい時間を共有できました。
音楽を通して
Aくんが退室した後、SくんからAくんに関する質問を少し受けながら、Sくんは今回もしりとり作曲を楽しんだのでした。
音楽の経験値、学年は違っても。。 やっぱり、子どもは子ども同士。思うところがあるのだな・・と思いながら、Sくんとのレッスンも楽しんだかおり先生でした。
当教室での音楽つながりを大切にしながら、楽しい時間を創造できることを目指します。