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メトロノームに苦労

 

今日の方は、ピアノをメトロノームに合わせることに苦労しているようです。メトロノームはあくまでも目安なのでそんなに苦しまなくても良い、と助言しました。

メトロノームは自分の中のリズムを客観的に知るための道具です。極めて大変重要な道具ですが、慣れてくるまでは無理する必要はありません。

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ベートーヴェンのお墓もメトロノームです
ベートーヴェンのお墓もメトロノームです

メトロノームの話の他にはフォルテやダイナミクス、スタッカートなど楽譜の中で細かいニュアンスを表現するための記号を詳しく知っていただきました。

 スケールの練習をしていただこうと思いましたが、教える前から、正しい指遣いができています。しかも両手で正確に弾けるので、全部のKEYで弾けるようになる日も遠くはないでしょう。

毎日ピアノを練習する日が楽しいと言って、積極的にいろんな曲を弾くことに挑戦しています。

 最後に気になることをおっしゃいました。

それは、知り合いの男の子がピアノのレッスンが嫌で嫌で仕方がない、と。

確かにピアノというのは本当はとても辛い楽器です。栄光は遠く、上を見れば自分より上手い人ばかり。

しかし他者との比較をやめて自分がやるべきことに集中できれば、ピアノは楽しいものとなり、それを積み重ねれば間違いなく上達し、上達すればさらに楽しいという好循環に入ることができます。

栄光はそのような日々の中にあるのです。

 

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