しかし、この子は譜面を読んだり、音符を覚えるのが苦手だったため、どうすれば音符や線の位置を覚えやすくなるか、アプリや教材を駆使して、うまくゾーンに入る工夫を重ねてきました。
また、歌うことも苦手としていましたが、ピアノの音が好きなため、純粋にピアノの鍵盤を好きに叩いてグランドピアノの音を楽しんでもらいました。すると、ピアノに合わせて歌うことが出来るようになったのです。
「メリーさんの羊」とベートーヴェンの「喜びのうた」をピアノを弾いて歌えるようになった時の感動は大変なものです。
他にこの生徒の素晴らしい特徴は、「自分は目と耳が良い」ということをちゃんと分かっていることですね。そして良いものを見た時、良い音を聞いたときに、非常に素直に声に出して具体的な感想を述べることです。
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