9月2日(土)の夜。長良川湖畔にて、毎年恒例の長良川薪能が開催され、リョウ先生とかおり先生は座布団席の最前列で鑑賞。
どんな感じだったかは、パンフレットをご覧ください。
今回のテーマは、薪能鑑賞です。
上演中の画像、動画撮影は一切禁止のため、許可を得られた点火の様子のみ画像をシェアします・・ 岐阜市で暮らすことにした大きな理由は、この薪能鑑賞のためだと言っても過言ではないほど、私は大好きなのです。
幽玄、雅ということ言葉がこれほどにまで合う芸術はない!と、言い切れるほどです。それほど詳しくはないため、毎年演目については予習をしてから鑑賞に臨むわけですが、今回は予習をかなりしたと自負しています。
薪能のブログは、私のプライベートのお友だちとの会話も少しあります。私の人となりがチラ見できますので、興味がある方は、ぜひ楽しみながらブログを読んでいただけますよう、お願いいたします。
演目
狂言 井杭
半能 屋島
当然のことながら、能を楽しもうと思うと、予習が欠かせません。その予習も、結構必死だったりもします・・しかし、薪能を鑑賞することで得られるのは、当たり前かもしれませんが、時代が変わっても、結局同じようなことを考えたり、行動したりする。ということです。
喜んだり、悲しんだり、悩んだり、飢えたり、災害に苦しんだりしてきたのだな・・思うと、なんだかとても親近感が湧きます。
日本の伝統音楽はやはり、わたしたち日本人の祖先が命懸けで演じて、現在に伝えてきたわけですから、真剣に向き合いたいですね。
予習を頑張ると友人にも宣言
そのためか、内容がよくわかってより楽しい薪能鑑賞となったように思われます。平家物語の世界に、完全に誘われて、夢のような時間でした。
今回は、私の小学時代の友人Mさんと、Mさんの娘さん(高校生)も薪能を案内。そして、一緒に鑑賞しようということになりました。
ちなみに、案内したきっかけはというと・・私が、こんなひと言をMさんに話したことでした。
「実は、清少納言が嫌いで。。」
私が、そんな話を切り出した上で、紫式部は立派だと絶賛していたところ、Mさんは
「えー。それは偏見だよ。枕草子は、一回は読んだほうが良い。」
そう進められたのが今年の1月。半信半疑で、枕草子を読んでみたところ、完全に食わず嫌いであることがわかりました。面白くて、はまってしまいました。
面白いと思える文学を後押ししてくれた友人Mさん。これは、何かお礼がしたいと思ったので、
「薪能って知ってる?岐阜市の長良川で毎年開催されているんだけど。。」
そう、聞いてみるとMさんは知らないようでした。だったらチャンス!と思い、
「今年の夏、一緒に薪能に行こうよ」
そう誘うと、
「行く行く。」
当然のように即答。その時は、本当に嬉しかった。そして、昨日半年ぶりに薪能会場で、Mさんと娘さんに会えて、そして薪能鑑賞できたこと。本当に、感激でした。
もっと多くの人と共感し合いたい!と思えた能鑑賞
屋島の鑑賞中は、時々静まり返るなんとも表現することのできない間。鼓と笛のハーモニーに背筋の凍るほど・・それはそれは、言葉にすることができないくらい、素晴らしすぎる。万歳日本という感じでした。
どの国にも、類を見ない伝統芸能である能。夕陽が綺麗な長良川湖畔で、薪の灯りと灯す匂い。川の独特な香り。に、かおり先生は、五感を研ぎ澄まし、全身全霊で鑑賞。
当日の夜は、大満足で熟睡できました。。そして、翌日の今日は能鑑賞できる機会がないか?検索しまくりでした。来年の夏まで待つことは、できないような気がしています。
もうすぐ夏も終わりますね。。でも、夏が終われば芸術の秋が来るので、芸術に触れられるような機会を作る!ということで、ブログを終了したいと思います。