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私が常に話してきました、音楽とコンピューターとの関わり。コンピューターの好き嫌いに関わらず、もはや音楽との関係を絶ち切ることはできません。
わからないと言う方、嫌いだと言う方、音楽とは関係ないと言う方、お気持ち解ります。私もそうでしたから。
私の生徒にも
「大事だよ!」
なんて口で伝えるだけで、いまいちピンと来てもらっていませんでした。なのでまずはiOS版Garagebandの基礎から実践してもらいましょう。
記憶が完全ではありませんが、このiOS版のGaragebandが急激にパワーアップしたのは、2017年くらいだったでしょうか。それまではとにかく使いにくくて、ゴミ同然のアプリだったのです。
それが和太鼓や中国楽器、自動演奏のドラマー、次々と追加される楽器の音色、わかりやすくて洗練された画面、それだけでも驚きましたが、1番の衝撃はシンセサイザーのAlchemyが入ったこと。専門的な話は省きますが、これはとてつもない衝撃でした。これを使わない手はありません。
とは言っても、一つ一つの操作は単純とは言い難く、つきっきりで細かく指導が必要です。これはですね、どんなことにも当てはまりますが、便利なものを手に入れたら、それについて学ぶ必要があるのです。これからの時代は特にそうであり、また若ければ若いほど、覚えも吸収力も素晴らしい。
テンポの合わせ方、目的の音源の探し方、新しい用語、編集の仕方、keyの変え方、ひとつひとつ解説して
「おー、そんなことができるんですね」
などと言いながらメモを取ってもらいます。そしてついに言ってくれました、この言葉。
「楽しい!」
それを待っていました。
この言葉を言ってもらえるまで、このGaragebandどう教えれば良いものやら、試行錯誤の連続でしたが、ついに成功したという記念すべき日となりました。ここまでくればあとは知識と操作を積み重ねるだけです。楽しみ始めた子供の集中力をとくと拝見させていただきます。
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