今日は晴天。
少しだけですが、昨日よりは暑くない・・ですが、それでも真夏日です。
やっぱり暑い。
太陽をふんだんに有効活用するべく、教室の玄関先で少しばかりイチヂクを干したりなんかしちゃったりして。。。 もちろん、Sくんのレッスン終了後に干し始めましたよ。
それでは、今回もカオリ先生のレポートを始めます。
まずは、初見。
今回は、やさしいインベンションのテキストの、15番、4分の3拍子。
リズムの読み方が少し難しかったせいか、惜しかったなというのが、率直な感想です。
しかし、リョウ先生は意図してこの楽曲をテーマに選んでいます。
改めて、回数をこなしてゆくことが大切であるという結論になりました。
次回のSくんの初見の楽曲選びも、じっくり考えて、課題を考えることも楽しみの1つ。
今回、レッスンの大きなテーマとなったのは
モードとヴァンプ
音楽学習の情報交換や補講の役割を果たしているGoogle classroom。
当教室のGoogle classroomでは、講師・生徒で構成されており、音楽学習の情報交換や補講的要素を含んだ情報を発信しております。
当教室のホームページのカテゴリーの、生徒たちの広場にて案内中。
8月10日。このGoogle classroomのコミュニティの、テーマでもあるモードとヴァンプを投稿を見たSくんは、内容を読んで理解した上でレッスンに臨みました。
この2つのテーマを投稿したのですが、
Sくんから
「モードとは、結局どういうことですか?」
という質問がありました。
モードについては、文章化して発信はしておりました。
しかし、復習を兼ねてリアルタイムで解説をした方がわかりやすい?と判断したリョウ先生。
「モードとは、音階が奏でる雰囲気のことだよ。」
と説明した上で、実際にいくつかのスケールを弾きながら挙げて説明。
その前に、どのくらい理解しているか?を確認するために、リョウ先生はSくんに対して以下の質問をしておりました。
*「Cアイオニアンモードと共通の音を使うモードは?」
*「Fアイオニアンモードは?どこに黒鍵がくるかな?」
リョウ先生からの質問に対して、Sくんは少し考えながら弾きます。そして
「アイオニアンは明るくて、エオリアンは暗いね。」
と、自分でその違いに気づきました。
サラッと言いましたが、自分でそこに気づくのは非常に重要です。
1つの疑問が解決すると、また1つの疑問もわく。
疑問がわいて、解決することを繰り返しながら更に難しい応用問題にチャレンジする。Sくんの長所であります。
強弱のつけかた
レッスンの中盤で、Sくんからの質問があるのでは?と感じたリョウ先生。
Sくんに、
リョウ先生:「なんか、わからないことはない?」
Sくん:「とても弱くピアノを弾こうとすると(pp)、音が出なくなってしまいます。」
そのコメントは、「それはよくわかる。」と共感した私です。思わず私からも、Sくんへ質問してしましました。
カオリ先生:「Sくんの家のピアノとは、タッチが違う?」
Sくん:「こんなふうに音が出なくなる」
と言って、Sくんはピアノで再現し始めました。
なるほど・・確かに音が出なくなりがちだな。。。そう感じていると、
リョウ先生:「こんなこともあるんだ。」
リョウ先生にとって新鮮な疑問であった同時に、次回はどうすべきか?考え始めていたようでした。
指くぐり
アルペジオの指くぐりの際に、重要である腕の運び。
腕の動かし方は、大きく分けて2つ。
1、音を優先させる
自然な響きにするためには、どうしても演奏する姿(腕の動き)がやや美しくない。
2、音の美しさよりも、見た目を重視する
演奏というよりは、1つのショーのように見た目の美しさを優先する。
音の美しさか演奏するフォームの美しさか?どちらを優先にするかによって、方法は若干違います。文章でどこまで伝えられるかはわかりませんが、私はこのように認識しております。
ここで、リョウ先生はSくんに対して野球を例に挙げて説明を加えていました。わかりやすい説明だな・・と感じたので、その内容を簡単に書いてみようと思います。
「日本のフォームは、美しい。」
「アメリカのフォームは、適当だけど”楽しもう”という気持ちが強い。」
野球に関しても、音楽に関してもアメリカの方がレベルが高いのですが、アメリカでは野球でも音楽でも「楽しむ」事が優先されるのです。
「のびのびと楽しく演奏できていないのが日本の音楽の欠点である。」
と、誰かが言っていました。
ここまでは、なるほど。と感じているだけでした。しかし、この続きがの説明はSくんも大きく頷いていたことなのですが。。。
アメリカに暮らしたリョウ先生のこの授業を終えました。説得力がありますね。
見た目より、音を優先させる
Sくんはきっとこちらを選ぶでしょう。
課題曲のなかから、多くのことを深く学ぶことができています。
次回のレッスンも楽しみです。
ブログを書き終える頃には、朝に干したイチジクは、見事に美しく甘みを帯びました〜
この上なく美味しかったことは言うまでもありません!
今日のブログはこれで終わります。
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