6月27日はSくんのレッスン日でした。
ブログがおそくなってしまいましたが、今回もカオリ先生のリポートブログを始めます。
毎週土曜日の午前。
コンスタントに通室しているSくんです。
毎回、レッスン中は食い入るようにリョウ先生の話に耳を傾けて、大好きな音楽を自分のものにしている様子が印象的な児童。
まずは初見練習
プレ・インベンションから、18番のメヌエット BWV Anh.115を選曲。
「この曲を弾いてみて」
と、リョウ先生が言いましたが、
「この曲は、前に練習したことがあります。」
という返事が。
しかし、せっかくなので試みてみようと声がけをして、初見として演奏してみることに。
久しぶりだったこともあり、やや苦戦。
弾くことで、曲を思い出した様子。16小節弾いたところで終了。
次回、どんな課題にするか考えようと思います。
加線の音階
Sくんは、ブルグミュラー25はすでに終了しており、ブルグミュラー18の途中。
譜読みに苦戦するということはないとは思われますので、次の段階。
加線の譜読みにの速度を上げること。
今回は、画像のような加線の音符カードを使用して、正確な譜読みにチャレンジしてもらうことに。
こういった練習はこれまでしたことがなかったようなので、新鮮だったのでは?と傍で感じた私です。
大きなミスは少ないものの、完璧ではないので、今回のみならず継続的にチャレンジしてもらうことにしました。
CコードのI - Ⅳ -Ⅴ-Ⅰ
Sくんはハノンのスケールを一通り弾くことができています。
その実力を今後どのように生かすか?を踏まえた上で、特別にリョウ先生が使っていたというスケールとコードの練習用の楽譜を渡すと同時に、早速Sくんにも試し弾きすることに。
これまで学んできたハノンのスケールは終了時、カデンツで締めます。このカデンツの響きを、理解して頭の中で再現できていたであろうSくん。
今回、リョウ先生はCコードのⅠ Ⅳ Ⅴ Ⅰの転回をテーマに指導。
特に、1つのコードを基本形だけではなく、第一転回系、第二転回系という存在があること。
第一転回系、第二転回系であっても、同じようにようにⅠ Ⅳ Ⅴ Ⅰで弾くことを今回の課題としたのですが、手本を見せる必要はありませんでした。なぜなら、初めて見た楽譜に書かれている内容をおおまかに予想し、これまで習ってきたスケールや和音の響きなどを参考にしながら、ピアノに向かうことができるからです。
正に、音楽理論を自分自身でしっかりと理解した上で、自分の奏でる音に責任を持って音の表現を心から楽しむことができる生徒だと感じました。
今回は、Cコードの基本形、第一転回系、第二展開形だけの練習でしたが、次回からはこのカードたちのように、様々なコードでも同様にトライできることでしょう。
Sくんの長所
少しでも疑問に思ったことは、レッスン時に問題解決すること。
そのため、レッスン時はリョウ先生が「なんかわからないことはない?」と質問しなくても、自分から積極的に質問して、確認を怠りません。そのため、清々しい表情でレッスンを終えるのが毎回の日課になっています。
私とリョウ先生とで、会議をする際に話題になったことは、
継続は力なり
虹橋音楽教室で採用された!? カオリ流スケールカード。名付けて、
「ワクワク・スケールあそびカード」
この教材は、こんな風に使います。
1、初級・中級者にとっては、スケール導入のため
2、中級者にとっては、復習のため
ムズカシイをわかりやすくをテーマに改善・開発しております。
音楽を学習し始めた人特には、はずかしがらずに少しずつでも継続することが上達の一歩だと思います。
より楽しい音楽ライフのために
レッスンとレッスンの間が少し空いてしまうと、再開するのにはエネルギーが要ります。情報化社会に生きるわたしたちにとって、時間管理ほど難しいことはありません。
しかし、時間を制する=楽しい時間を1秒でも捻出することだと思うので、これから暑い時期になりますが、生徒の皆さんにとって素敵な音楽ライフが過ごせるよう情報発信を続けてゆきたいと思っております。
次回のレッスンで使う教材、また考えます!
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