改めて芸術とは何かということを考えました。
私自身、バレエを習った経験はありませんが、今年もピアノの生徒さんから発表会の招待を受けまたので、リョウ先生といっしょに発表会の鑑賞をしました。
小道具から、衣装、演技まで。。すべてにおいてレベルが高くてびっくりしました!!
ばれえ=洋物というイメージが強いため、どうしても固定概念にとらわれがちです。
ゆきこまのバレエは、音楽のジャンルにとらわれずぎず、幅広い年齢層の方に楽しんでいただけるのも特徴です。
今回印象的だったのが・・
”日本の縁日”をテーマにした創作バレエ
でした。
西洋風の音楽や衣装は、日本の音楽と比べた場合どうしても、華やかさに欠けます。
そのため、より高い芸術的な表現をしようとすると・・・ 相当の覚悟と訓練が必要だと思われます。。
ましてや、オリジナルとなると・・・ 自分の才能に自信がなければなし得ないのでは?
そう思いながら、鑑賞していた私と陵先生。
発表会が終わってから、お互いに感想を話したときのこと。。。
「音楽の価値観は、今日の発表会に出演していた子ども
たちのように、
”子どものころから本物の芸術に目と、耳と、心で触れ
ること” によって、
高い芸術性が備わり、基本的な価値観が備わるだけで
なく、
本物と偽物を、正しく見極めることができ
るのではないか?」
という話でまとまりました。
多くの子どもたちは、何らかの影響を受けて日々成長しています。
良くも悪くも、 ”教育環境” によって影響を受けます。
日頃から、
何を見て(観て)
何を聞いて(聴いて)
何を思って(感じて)
生活するかが、肝心だと考えます。
何が、何なんなのかは・・
ほとんどの場合、保護者・友達・先生などの影響を直に受けることになると言っても過言ではありません。
「子どものことは、子どもたちの自主性に任せていますので」
という保護者も時々います。
それは、それで素晴らしいのですが・・ もし、自主性に任せるとしたら、すべて自己責任であるということを最初に約束しなければ、任せてしまうのはやや危険な気がします。
今この瞬間も、成長し続ける無限の可能性を秘めている子どもたちに対して、
何を見て(観て)
何を聞いて(聴いて)
何を思って(感じて)
生活することが、大切かということをしっかりと伝えていきたいと思っています。
そう、それがたとえ少しばかり残酷なことであったとしても。。
感情的な気持ちを抜きにして考えると、この世は
「常に競争」
です。生まれたときから、死ぬ寸前まで・・・
ややスパイシーなことですが、早くからこのことは知っておくべきだと個人的に思います。
厳しい世の中を生きなければならない、未来の子どもたち。
本物の芸術に触れて、確かな判断力を身につけてほしいと願ってやみません。
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