私は幾つもの驚愕に値する音楽機材がスウェーデンから生まれている事を不思議に感じていました。
自分の頭の中に咄嗟に思いつくだけでも nord、propellerhead、Elektron、teenage engineering などがあり、これらスウェーデン産の音楽機材は、それぞれが独自のこだわりと特徴を持ちつつ、世界中の音楽オタクやプロフェッショナル達が腰を抜かすほどの高い品質と多くの機能を誇っているのです。
その事を嫁さんに話すと、スウェーデンは教育のレベルが極めて高いとの意見をいただきました。
ちょっと調べただけでもスウェーデンの学校はなんと国民全員が大学まで無料で通えるほど万人にチャンスが与えられているようです。
国民の幸せ度ランキングでも犯罪発生率の低さランキングでも世界のトップテンに名前が出てくるというお国柄。
日本は犯罪発生率の低さは世界のトップ3を誇っていますが、幸せ度が低いのは教育に問題があるのでしょうか・・・
もちろん、日本の音楽機材メーカーは常に世界トップクラスの高品質だし、アメリカの名門メーカーは言うに及ばず、ドイツやイギリス、フランスも良いものを提供し続けています。
世界中に素晴らしい音楽機材は沢山ある!がしかし、スウェーデンの音楽機材には異常に突出している何かがあると思うのです。
それは、単に音が良いとか、機能が豊富といったレベルの話よりも、一体こんな凄い物をどうやって作ったのだろうと心の底から不思議に思うほどなのです。スウェーデン産のそれらは明らかに他の国のメーカーと一線を画しており、そして扱いのハードルが極めて高いのも特徴です。
ひとつの学問として、じっくり機材と向き合って奥深くまで踏み込まないと、それらの洗練された機材を上手に扱う事ができないようになっており、それらの機材の可能性を知れば知るほど、音楽や音作りの空恐ろしいほどの無限の可能性を感じ、興奮せざるを得なくなってくるのです。
そしてそれはどうやら教育と深く関係しているらしいとのことで話が落ち着きました。
好奇心を刺激するように、常に探究心をもち、新しい可能性を楽しんでいる。
美しい音楽機材からスウェーデンの教育の真髄が見えてくるようです。
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